痛風の原因になる尿酸をつくるプリン体。
ほとんどの食品にプリン体は含まれています。
人間はプリン体をとらないで生きていくことは無理です。
しかし、食品にも
プリン体が多い食品
プリン体が少ない食品とあるのです。
プリン体の取る量を少なくすることはできます。
100gあたりに200mg以上の
プリン体が多い食品を高プリン体食品と呼びます。
最初、痛風になるとプリン体を多く含む食品は・・・
という言葉が気になってなにも食べられなくなります。
僕もそうでした。
(痛風になった当初はそれで痩せていきました。
それはそれでよかったのでかもしれませんが。)
プリン体を含む食品全てがダメというよりも
高プリン体食品を控えることがまず大切だと思います。
その為には
高プリン体食品を知ることが大切です。
では見ていきましょう。
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1日何mgまでプリン体を摂取していいのか?
プリン体の摂取量は
1日400mgまでに抑えることが目標です。
1日3食プラスαを食べて400mgですから
100gあたり200mg以上の高プリン体食品を食べては
あっという間に
1日のプリン体 摂取量400mgを超えてしまいます。
痛風患者さんは
出来れば食べない方がいいでしょう。
そんなプリン体が多い食品
高プリン体食品 BEST3の食品をご紹介します。
高プリン体食品BEST3 魚介
魚介の中でもうまみの多いものは
プリン体が多く含まれています。
かつお 211.4mg
いわし 210.4mg
おきあみ 225.7mg
(100g中に含まれてるプリン体量)
痛風患者はできる限り控えた方がいいですが
毎日食べたり
量を取りすぎなければ大丈夫です。
プリン体が多い食品BEST2 干物
えっ干物って高プリン体食品なのって
以外ですよね。
僕も全然知らずに普通に食べていました。
魚自体プリン体を多く含む食品なのです。
その魚を干すことで水分が抜けて
干物はプリン体が多くなります。
干物はプリン体だけでなく
塩分も多く含んでいますので
痛風のように尿酸値が高い人の多く見られる
血圧が高い症状にも
影響を及ぼすことがあります。
まいわし 305.7mg
まあじ 245.8mg
さんま 208.8mg
干しえび 749.1mg
ちりめんじゃこ 1108.6mg
しらす干し 471.5mg
かつお節 493.3mg
煮干し 746.1mg
(100g中に含まれているプリン体量)
見ての通り 水分をとばす干物には
プリン体が多く含まれています。
さんまでも生では 154.9mgと
生物の方が干物よりプリン体は少ないです。
干物より生で食べるようにしましょう。
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プリン体が多い食品BEST1 レバー
栄えあるプリン体が多い食品
BEST1は レバーです。
レバーにも種類がありますが
ほとんど高プリン体食品です。
レバーは一つ一つの細胞が密になっている為です。
プリン体は細胞核にある核酸を構成する
物質ですので細胞が細かく集まっている食品に
多く含まれているのです。
そんな高プリン体食品レバーですが
その中で一番 プリン体が含まれているのは
鶏レバーです。
100g中 312.2mgのプリン体を含んでいます。
豚レバー 100g中 284.8mg
牛レバー 100g中 219.8mg
レバーは全般に高プリン体食品ですので
痛風患者は食べない方が無難です。
鶏レバーの焼き鳥 1本40gぐらいだとして
4本食べるともう一日の摂取プリン体の目標量を
大幅に超えてしまいます。
痛風患者はレバーに近づかない方が無難です。
その他のプリン体が多い食品
あんこうの肝の酒蒸し 399.2mg
いさき白子 305.5mg
干ししいたけ 379.5mg
(100g中に含まれてるプリン体量)
あんこうの肝 生 103.4mg
しいたけ 20.8mg
と生ではそれほど多くプリン体を含んでいません。
僕がプリン体が多いんじゃないかと思っていた食品
明太子 159.3mg
かき 184.5mg
このあたりは結構プリン体を多く含んでいます。
ずわいがに 136.4mg
たらばがに 99.6mg
かにみそ 152.2mg
大正えび 273.2mg
するめいか 186.8mg
かによりもえびやいかの方が多くプリンを含んでいます。
かにも食べ過ぎなければ大丈夫です。
うに 137.3mg
うなぎ 92.1mg
数の子 21.9mg
このあたりの食品も多くプリン体を
含んでいるのではと思われがちですが
意外とプリン体を多く含んでいませんでした。
(100g中に含まれてるプリン体量)
プリン体を含む食品を食べても大丈夫?
【痛風患者はプリン体を多く含む食品を
食べないようにしましょう】
これはずっと言われています。
痛風になった方は絶対聞いたことがある事だと思います。
これはもちろん痛風患者には大切なことです。
高プリン体食品を摂取することはよくありません。
しかし
近年、痛風患者への食事指導では
プリン体の摂取を控えることだけでなく
摂取エネルギー量を抑えることが重視されています。
なぜなら
プリン体は食べ物から取り込まれるだけではなくて
人間の体内から常に作られているからです。
食品から取り込まれるプリン体が
全体の約2~3割
体内で作られるプリン体が約7~8割です。
食品からのプリン体の影響は比較的少ないのです。
プリン体はほぼすべての食品に
含まれていますので
気にしすぎると
何も食べれなくなってしまうということもあります。
ということで
近年の痛風患者の食事療法は
【プリン体を多く含む食品を食べないでおきましょう】
から
【総摂取エネルギー量を抑えましょう】と
いうふうに変わってきています。
痛風の原因 総摂取エネルギーについては
こちらからご覧下さい。
↓
痛風の原因は肥満にあり!食事方法を見直しするべきです!
だからといって
痛風患者・高尿酸値の方が高プリン体食品を
ばかばか食べていいかというと絶対ダメです。
高プリン体食品・プリン体を多く含む食品を
できる限り食べないことは大切なことです。
適量・適度を保ってプリン体を多く含む食品と
付き合っていきましょう。
そうしないとこんなことになりますよ。
僕が痛風になった時の様子はこちらからどうぞ。
↓
痛風の初期症状は徐々に痛みがきつくなる!初期治療はこれをするべき。
まとめ
痛風患者にとってプリン体の摂取量を
1日400mgまでに抑えることが目標です。
食品にも
プリン体を多く含む食品
あまりプリン体を含まない食品とあります。
100gあたりに200mg以上のプリン体を含む
食品を高プリン体食品と呼びます。
痛風患者は高プリン体食品は控えておいた方がいいです。
プリン体が多い食品
高プリン体食品は大きく分けて
BEST1 レバー
BEST2 干物
BEST3 魚介
は注意が必要です。
特にレバー・干物は控えておいた方がいいと思います。
近年 痛風の方の食事療法も変わってきています。
【プリン体を多く含む食品を食べないようにしましょう】
から
【総摂取エネルギー量を抑えましょう】と
いうふうに変わってきています。
だからと言って
高プリン体食品を痛風患者が
食べ過ぎていいなんてことは絶対にありません。
高プリン体食品には近づかないように。
プリン体を多く含む食品には
適度・適量をたもって上手に付き合っていきましょう。
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