子供のチックの症状ってなにがあるの?チックはどんな時出やすいのか?

12.132015

この記事は4分で読めます

子供がパチクリパチクリ
いつもより多く瞬きをしています。

どうしたんだろうか?
とても心配になります。

この症状は【チック】だと
奥さんに教えてもらった僕
チックってどんな病気なの?

どんな症状になるの?
どんな時にチックの症状がでるの?

とても不安な僕。
子供のチックの症状について調べてみました。


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子供のチックの症状のタイプ


子供のチックの症状は

体の一部がピクッと動く運動性チック
鼻をならしたり声や言葉を発したり音声チック

2つのタイプに分けられます



運動性チックの症状

体の一部、顔・肩・腕・胴体・足とどこにでも
チックは起こります。
時には複数の部位がいっしょに動く場合があります。

突然、
痙攣したように筋肉がピクッと動きます。

例えば
僕の子供の場合のように、
不自然に多い瞬き

瞬きのチックが最初に気付く症状としては一番多いようです。

他にも
うなずくように首を振る
口のまわりをなめる
顔をしかめる
肩をすくめる
手で鼻をこする
口をあけるなどがあります。

大半は顔面の運動性チックから始まります。
ここでチックの症状が収まる場合が多いですが
チックの症状が続く場合は顔面から首、肩、手足
体全体に広がっていきます。

運動性チックの広がりとともに、
音声チックが加わることもあります。



音声チックの症状

言うつもりはないのに音や言葉を発してしまう症状です。

声や音を発する場合
「フンフン」鼻をならす
「ン、ン」と咳払いをする
「アッ」など意味なく声を出す

また、意味のある言葉を繰り返す場合もあります。
自分で言った言葉を繰り返す
相手の言葉の語尾を繰り返す


「ばか」「死ね」など
悪態を口にする場合もあります。

単純に口が悪くなったのだと思い
チックの症状だと気付かない場合もあります。

周りから見た
言動の他は特に変わったことがないので

「本人が意識的にやっているのでは」
「嫌がらせではないか」と

思いがちになり誤解を招くケースが多いです。

ただ、このような子供のチックは本人がやろうと
思ってやっている言動ではないのです。
暖かく見守ってあげる必要があります。



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子供のチックの症状の進み方

チックの大半は一過性のもの
100人に95人は治療することもなく自然と消えていきます。



ただ、慢性化するケースもあります。

1年以上途切れることなく
次々に違うチック症状現れたり
同時に複数のチックの症状が出てくるケースもあります。

まれに多彩なチック症状が1年以上続くトゥレット症候群に移行してしまうケースもあります。

徐々に症状は軽くなりほとんどの場合
成人後は生活上問題になるほどの症状は消えていきます。



チックの症状が出やすい年齢

はじめてチックがあらわれる年齢は
3~13歳の子供が大半です。

子供のチック 平均発症年齢は6.7歳です。

大部分は10歳頃までに発症します。


年少時にあらわれやすいのは
単純性の運動性チックです。

年齢が大きくなるにつれ
音声チックや複雑性のチックになる場合も
増えてきますので注意が必要です。



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子供のチック症状はどんな時に出やすいのか

リラックスしている時
楽しくて気持ちが高ぶっている時


子供のチック症状が出やすいと言われています。


リラックスのできる家にいる時
子供のチック症状が目立って出てしまうので

【家庭に問題があるのでは?】と
周りからみられたり

【親の接し方に問題があるのでは?】
親自身が悩んでしまうケースが多いようです。


僕の子供も
家で楽しいテレビを見ている時
よく瞬きをパチクリパチクリしていました。

テレビを見ることで目に悪影響があるのでは?と
チックの症状が出ている時は
あまりテレビを見せていなかったですね。

そういうことが原因だったんですね。

不安や緊張が大きい時

例えば
運動会や遠足などの学校行事の前
静かにしていないといけないとき
入学・転向・クラス替えなど環境が変わるとき

子供にとっての一大イベントの前には
チックの症状が出やすくなります。

目的の事が終われば
症状は以前の状態にもどります。



逆に、子供のチック症状が軽減する時は
どんなときなのでしょうか?

勉強や運動など夢中になって
集中している時はチックの症状は軽減されます。



チックの症状は無意識

僕の子供が瞬きの多いチックの症状の時
よく奥さんは
「瞬きやめなさい!わざとやってるでしょ!」
とよく子供に怒っていました。

子供のチック症状は
ほとんどがわざとではなく、無意識である場合が多いのです。

子供にしたら
やめようと思ってもやめられないのです。


子供は怒られるのが嫌なので我慢しようとします。

しかし
我慢している状態をずっと続けることはできません。

逆に我慢していたあと
チックの症状がひどくなるケースが多いようです。

チックの症状は強制的にやめさせても逆効果になる場合があります。
親は知っておく必要がありますね。



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まとめ

子供のチックの症状には
痙攣したように体が動く運動性チックと
無意識に声や音が出る音声チックがあります。

ほとんどのチックは一過性のものですが
1年以上チックの症状が続き慢性化する場合があります。


子供のチック症状は
リラックスした家庭内で症状が出やすいものです。

家でばっかりチックになると
子供を怒らないでリラックスしているんだなぁと暖かい目で見守って下さい。

また、環境がかわるタイミングも
不安・緊張が大きくなり
チックの症状が強くなる場合があります。

子供のチック症状は
無意識に出ている場合がほとんどです。
子供はチックをやめようと思ってもやめられません。

無理やりチックをやめさせても何も解決しません。
チックの症状が悪化する場合もあります。

親はそのことを理解してあげて
まずは、そのうちチックの症状もおさまるよと

ゆったり大きくかまえて
優しく温かく子供に接してあげて下さい。




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