いたいよ～!うちの5歳になる子供が
インフルエンザ予防接種を受けて泣いています。
「パパどうして僕だけ2回も注射しないといけないの？？
1回じゃダメなの？
パパもママも1回なのに？
痛い注射イヤやねんけど」
かわいそうに・・・。
でもどうして
子供だけ2回インフルエンザ予防接種を受けないといけないのでしょうか？
1回ではダメなんでしょうか？
調べてみました。
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子供のインフルエンザ予防接種の接種量及び接種回数
インフルエンザ予防接種の接種量・接種回数は
年齢によって違いがあります。
①6ヶ月以上3歳未満の子供 1回0.25ｍｌ 2回接種
②3歳以上13歳未満の子供 1回0.5ｍｌ 2回接種
③13歳以上の大人 1回0.5ｍｌ 1回接種
1回に接種する量は
3歳未満の子供の場合は0.25ｍｌと少量ですが
3歳以上13歳未満の子供の場合は
大人と同量のワクチンを接種します。
とういうことは
子供は体が小さいからワクチンの量を少なくして
2回に分けて接種しないといけないという事ではないということですね。
では、なぜ子供は2回インフルエンザ予防接種を
受けないといけないのでしょうか？
子供が2回接種する理由ブースト効果とは？
哺乳類の免疫機構に見られる特徴で
免疫増殖効果・ブースト効果
というのがあります。
・ブースト効果とは
1度ワクチンなどで得た免疫効果はそのままにしておくとすぐに消失してしまうんです。
しかし、その免疫効果があるうちに
更にワクチンなどで免疫効果を足すと
何倍以上にも免疫力がつくとされています。
インフルエンザ予防接種だけでなく
免疫獲得の為にワクチンを2回接種する理由は
このブースト効果にあります。
インフルエンザ予防接種におけるブースト効果
10月1日に
インフルエンザワクチンを接種したとします。
これにより
0であった免疫量が3になったとします。
そのままにしておくと1ヶ月前後で
3あった免疫量は0になってしまいます。
0になる前、10月20日頃に
2回目のインフルエンザ予防接種を受けると
1にまで下がっていた免疫量がブースト効果により
10くらいの免疫量がつくと言われています。
2回に分けてインフルエンザ予防接種を受けること
によって免疫は効果は強いものなります。
1回目と2回目のインフルエンザ予防接種は
4週間前後の間をおいて受けると
ブースト効果は最大になると言われています。
そうすることにより
高いインフルエンザへの免疫効果が数ヶ月
上の例でいくと4月いっぱい頃まで続くと言われています。
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なぜ子供だけが2回インフルエンザ予防接種をうけるのか？
13歳未満の子供は、もともと免疫力が少なく
インフルエンザへの免疫がないと予測される為
ブースト効果が発揮されません。
それではせっかく
インフルエンザ予防接種を受けても
1ヶ月ほどでインフルエンザ予防接種の効果がなくなってしまう
可能性があります。
確実に、ブースト効果が発揮されて
インフルエンザにかからないようにする為に
13歳未満の子供は
インフルエンザ予防接種を2回受けないといけないのです。
大人のインフルエンザ予防接種は1回でいいのか？
13歳以上の方は
過去にインフルエンザにかかっていることが
多いためインフルエンザへの免疫がすでにあり
1回のインフルエンザ予防接種で
ブースト効果がえられるという理屈です。
でも本当に
インフルエンザにかかりたくないのであれば
大人もインフルエンザ予防接種を2回受けた方がいいのです。
ブースト効果には大人・子供の区別はありません。
大人の方でも2回インフルエンザ予防接種を
うつと効果が数倍以上になります。
まとめ
子供がインフルエンザ予防接種を
2回打たないといけない理由は
13歳以下の子供は
インフルエンザへの免疫がないと予測されるからです。
免疫がないままインフルエンザ予防接種を
接種すると1ヶ月ほどでインフルエンザ予防接種の効果はなくなってしまいます。
インフルエンザ予防接種を2回接種することにより
より強いインフルエンザへの免疫力をつけるため
13歳未満の子供は2回
インフルエンザ予防接種を打たないといけないのです。
大人も2回インフルエンザ予防接種を打つことで
ブースト効果が発揮されインフルエンザへの免疫は強くなります。
もし子供さんが
「どうして僕だけ2回注射しないといけないの？？」
と言ってきたら
「パパもママも2回
注射するからいっしょに2回がんばろうね」
といっしょにインフルエンザ予防接種を2回受けてあげてみてはいかがでしょうか？。
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